低用量ピルが生理痛を軽減させてくれる、そのメカニズム

生理痛に苦しむ女性
女性の人についてとって、月に1度訪れる苦しみ。それは生理痛です。これだけは女性の方しか分からない苦しみです。この痛みのせいで、通勤・通学はおろか、丸1日ムダにしてしまうことさえあります。腹痛・微熱・吐き気等とその痛みの度合いは、個人によって大きく差が出てきますが、何れにしても辛いことは事実です。

生理痛を軽減する方法がないかと考えている人は、低用量ピルを服用すると、かなり痛みが軽減していきます。低用量ピルというも、避妊薬のイメージが強いのですが、生理の苦しみからも解放されるのです。低用量ピルには、プロゲステロン系のホルモンやエストロゲンが配合されていて、子宮内膜が増加する動きを停滞してくれる効果があります。いわば、生理の動きを鈍化させる働きを持っていると言ってもいいでしょう。

低用量ピルは生理痛軽減の薬としても使える

この特性を活かして、生理痛軽減の薬として、服用される女性の方が増えているのです。生理中は、子宮内膜が増えて子宮を急激に縮小させる物質が多くなっていきます。それはプロスタグランジンと呼ばれる物質なのですが、これがあまりにも分泌されてしまうと、子宮の縮み具合がひどくなってしまい、激しい痛みになっていくのです。

低用量ピルは、このプロスタグランジンの生成を少なくしてくれることから、生理痛が軽減されていくのです。このように低用量ピルは、期待の大きい薬と言えますが、副作用が全くないわけでもありません。ここにも個人差がありますが、吐き気が催されることも少なくなく、1週間程度、症状が続くこともあるので、服用には、ある程度の認識も必要と言えるでしょう。

副作用として血栓症のリスクもある

低用量ピルによる血栓症のリスク
また、血栓症という病気になるケースもごく稀ではありますが、発症してしまうことがあります。血栓症とは、血管の中で、血が固まって血管が詰まるのです。よく聞く中高年の方々が患う脳梗塞や心筋梗塞等に重いつながる恐れもあるということです。

冠動脈系や肺、脳等で血栓症の経験がある方や心臓の病気、高血圧、乳がんや子宮がんの方々も、低用量ピルの服用は厳禁と認識しておかなければなりません。低用量ピルには、元来、避妊薬や子宮内膜症の治療や月経不順、の他に生理前の精神的な安定にも大きな効果が期待されています。

妊娠が出来なくなる可能性なんて無い!

特に避妊薬としての効果はあまりにも高い認知度があるのですが、飲み続けることで、妊娠できないと誤解される人も少なくありません。しかし、服用の中止によって避妊効果がなくなるだけで、妊娠が出来なくなるわけではありません。既婚者で家族計画を考えている方や将来的には子どもをも産みたいといった人も心配することはないのです。

また、先に挙げた副作用の中で不正出血の症状が見られる方もいます。血を見ると、身体に異常をきたしているのではないかという心配もあると思います。しかし、これはホルモンバランスが崩れたことによるものなので、基本的には心配することはないのです。服用を継続することで、次第に収まっていくからです。

自覚症状で気になることがあれば、すぐ病院を受診すること

気になることがあれば病院へ
やはり、副作用で一番心配することは、血栓症です。レアケースとは言いながら、前述のように血栓症になった人は、可能な限り服用を控えることです。もし、次のような自覚症状が出てきたなら、絶対に専門医の診察を受けることが大事です。手のしびれやむくみが出てきたり、動悸・めまい、急に立ちくらみや倒れるくらいの血圧異常、これらの状態になったなら、すぐに病院に行くことです。

また、血栓症を引き起こしやすい条件としては、喫煙歴が長い人や高年齢で肥満体質の方で、注意が必要です。このような方々は、服用を見送るべきですし、日々の体調コントロールから見なおしをすべきかもしれません。提起的にウォーキングで体力を付ける等の努力も行なうべきです。

身体への負担が大きいイメージがあるピル

避妊薬としてのイメージが強かったピルも昔は、かなり身体に負担をかけてしまうというマイナスイメージがあったことも事実です。そのピルも強さが随分と低くなり、低用量ピルが生まれてきたのです。そのおかげで、生理痛を軽減する薬として、脚光を浴びているのです。

生理痛とは無遠い男性の方が、自分の高校生になる娘がピルを服用していることを知り、それを避妊目的のためのアフターピルと早合点してしまったという笑い話もあるくらいです。しかし、かなり安定してきたピルでも、正しく適切に利用するためには、キチンと専門医の診察を受けて処方してもらうことが必要です。

通販で買う時の注意点

最近はインターネットでも、通販形態で低用量ピルを購入することができるようになってきています。ネット通販時代らしいことですが、偽物の販売をしているサイトも出てきているようなので注意が必要な場合もあります。もちろん安い方を求めてしまいがちですが、相場を知らずに「安い」だけで決めてしまうと偽物を買ってしまう可能性が高まります。

低用量ピルを買う前にきちんと相場を知り、その中で安い方を選ぶようにしましょう。また、口コミや周りから確かなサイトを見つけることもオススメです。それは妊娠を防ぐためのアイピル、アフターピルについても同じことが言えます。

服用を続けていても、明らかに異なる症状が出たり、あまりに酷い症状が出る場合には病院の受信が必要になります。
これができてこそ初めて、生理痛の軽減にも大きく寄与できるのだものだと思うことが重要なのです。